#生き生きと生きるために #生活

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あなたにとって人生に活力を与えてくれるものは何でしょうか？ひとそれぞれだと思いますが、すべての人にオススメなのが私は音楽だと思います。この音楽、ただ何となく惰性で好みのものを聞いている人が多い印象はありますが、意識的に音楽を聴くようになると生活は大きく変わってきます。

ここでは魅力的な音楽の世界をお伝えします。

好きな音楽のある暮らし

いま音楽は至るところでかかっています。TVやスーパー、外を歩いていても流れてくることがあります。しかしそれらは「利用された」音楽であり、聴くのではなく聞こえているだけです。積極的に自ら好んで選択しているわけではありません。

CMなんかでも「流行る」ことを前提に作られた音楽が流れてきて何度も耳にすることで、まるで自分が好んで選んだかのような錯覚を起こさせます。しかしこれらは音楽の正しい向き合い方とはちょっと異なる気がするのです。

では音楽のある豊かな生活とは何でしょう。個人的には意識的に音楽を選び、向き合い、その音楽の背景にあるものから音楽が問いかけるものまで全体を捉えて「感じる」ことだと思っています。これをもう少し詳しく説明しますね。

意識的に好きな音楽を探そう

音楽に対して意識的になるということ

意識的に音楽を探したことってありますか？例えば、ジャズってそもそも何だろう、とか。どうやって生まれてどんなジャズの種類があるんだろう。ジャズの概念をアップデートした人にはどんな人がいて、いま影響力のある人はどんな人なのだろう。そしてその人はどんなジャズを聴いてきたのだろう。

もしひとつの音楽に興味があれば今はネットがあるのでどんどん芋づる式に調べることができます。そしてYoutubeや様々なサービスで音楽を聴くことができます。音楽は突然楽曲だけで生まれるわけではありません。いろんな文化の積み重ねの結果、既存の音楽が別の意味で解釈されて生まれたり、とあるものを別の文脈で取り入れて変化していったり、様々な過程を経て生まれます。

ぜひ読んで欲しい本

音楽においてこれらをなぞらえることって実はとても重要です。なぜなら人は「意味」の繋がりで生きる生き物だからです。なぜこうなったのか、なぜこういう音楽をわざわざ奏でるのか。意識的に理解をしてみる。すると音楽の世界は急に広がります。

こうやってちょっと興味を伸ばしてみると知らなかった音楽が実は世の中に山ほどあることがわかります。生きているうちですべて聴くことなんか到底できない音楽というものが実はネットによって目の前にあるわけです。

これをするだけでやりたいことがわかる

もしその中にこれまでCM等で聞かされていた音楽とはまったく違う、自分の人生において欠かせない音楽があるとしたらどうでしょう。本当に好きな音楽がまだ発掘されずに眠っているとしたら？

好きな音楽と生活

私は学生時代にこういったことに気づいてとにかくあらゆるジャンルの音楽を調べてみました。自分は何が好きなんだろう。ときどき惹かれる音楽はあるけど音楽のどこに魅力を感じるのだろう。

とにかくいろんな音楽を聞いて好みのものを集めては、ぼやっとした「好きな音楽」というものを形にしていきました。そのとき見つけた音楽はいまだ生活の中心となり、自分の人生をとても豊かに彩ってくれています。

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でもそのときにひとつ大きな間違いをしました。それは知識として音楽を聴いてしまったこと。頭で音楽を捉えるようになり、だんだん難しく複雑な音楽ほど素晴らしいと思ってしまったこと。結局難解な現代音楽ばかり聴いては疲れてしまい、単純に音楽を楽しめなくなってしまいました。しかしそのあとは「好きなものは好き」をモットーに、ジャンルレスにただ音楽を感じて、好きなものだけを聴くようになりました。いまはまた音楽を楽しめるようになっています。

生き生きとした生活は好きな音楽がくれる

音楽を聴くと一気に気分が変わった経験は誰しもあると思います。音楽の背景にいろんな人が積み重ねてきた「意味」があることは先ほど話したとおりです。その意味は楽曲だけではなくその活動からも読み取れ、それらを思い出すことで力をもらえることがあります。

「あの人はこんな思いで音楽をやって社会を変えたんだ、自分はそこまでの活動はできなくともその精神を受けて、自分にも何かできるかもしれない。」そういったちょっとしたきっかけを、もしたくさん作ることができたらどうでしょう。これまで以上に生きやすく、そして生き生きと暮らせるのではないでしょうか。

こう思って私は好きな音楽とそこから得られる気づきをたくさん増やしてきました。人生で音楽に助けられたことはたくさんあります。

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今を生きたいあなたへ

辛いときに気分を変えてくれ、浸りたい気分に簡単にいざなってくれて、今の気分を代弁してくれて、その場を演出してくれる音楽。音楽に形はないけれど、形のない心に寄り添ってくれるのが音楽です。

もしあなたがまだそれほど深く音楽にのめり込んでいないのなら、楽しみは自分次第で大きく広がるということをお伝えしたいです。まだ聴いたことのない素敵な音楽があなたを待っているはず。どこから調べたら良いのか分からなければ、音楽のジャンル一覧みたいなものや、音楽の歴史、ジャンルごとの代表的なアーティストなどをまとめた本を手に取ると良いでしょう。

なお、そのときに大切なのはその音楽やアーティストが活動を行っている背景を肯定的に理解しようとすること。そこにはきちんとした意味があります。それを拾い上げて自分の中に引き出しとしてしまい、必要なときに取り出すことが音楽を生かして聴くコツです。

音楽のある生活、良いですよ。もし人生にちょっと退屈しているのなら新しい音楽を探してみましょう。