【今を生きる】人生を充実させる秘訣は「今を生きる」ことにあった。過去と未来、そして「今」へ

人生を充実させる秘訣は「今を生きる」ことにあった。過去と未来、そして「今」へ

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幸せに関するおすすめ本

今を生きる。私は人生の要所で何度もこのワードに出会いました。その度に心の底から理解しようとしましたができていなかったと思います。

生きる上での最重要事項であり、幸せと直結し、自分の人生の満足度と深く関わるワード「今を生きる」。これについて、その本当の意味を探ろうと思います。

今を生きるとは

今を生きるとはその文字通り、今この現在に集中して生きていく生き方です。ただしこれだけではまさに氷山の一角で、「今を生きる」の深い懐を理解するには遠く及びません。今を生きるって何でしょう?

私は多角的に何度もこれを捉え直して、他の悩みとも組み合わせて理解を試みました。すると「今を生きる」は自分が執着しているものから開放される唯一の手段であること、また逆に「今を生きられない」のは文化による考え方の問題やその社会が関係していることが分かりました。

今を生きること、今を生きられない社会

今を生きること、今を生きられない社会

今を生きるとは?という問いは「生きるとは何か」も関係しています。生きるってそもそもどういうことだろう。私は考えました。

人生はその過程を楽しむものである

私達は生まれたときに何も持っていません。しかし生きていくことで大切なものを見つけます。するとそれに執着が生まれます。この執着は人を凝り固まらせてしまい自由に動けなくさせてしまいます。この執着を何とか取り去ろうとするのが仏教の考え方だったりします。

つまり生まれて、何かを手に入れて、いろいろ苦労しながら、ときに楽しみつつも最後に手放していく。これが人生の流れです。生まれたときは0で、最後も0に近づいていく。じゃあ人生は意味がなかったのか?というとそんなことはありません。この0から0になる過程で「いろいろある」のが「生きる」ってことだと思うのです。

じゃあその「いろいろある」は楽しいほうが良いし、執着は減らしていって早くラクに生きられるのが良いですね。そのためには何をしたら良いか、それが「今を生きる」なのです。

逆に今を生きられない人というのは、この執着が基底にある文化や社会が関係しています。例えば過去や未来が当たり前にあると思われている文化の場合(世界には「今」しか認めない文化もあります)、過去にはとらわれ、未来は不安の対象になりがちです。過去や未来をどうしたら良いか考えてばかりでは今を生きられません。

また、私達は常に未来のための行動を行うことを基本として教育されています。良い中学に入るために小学校で勉強し、良い高校に行くために中学で勉強し、良い大学へ行くために高校で勉強し、良い会社へ入るために大学で学びます。

良い会社へ行くのは良い人生を送るためでしょうか。どうでしょうね。とにかく先のことのために今がある。今は未来のためであり、今のために今があるわけではない。こういう考え方では今を生きるのは正直難しいです。

まさに今からでも、今を生きたい、私はそう思うのです。

今を生きることの意味

今を生きることの意味

今を生きることには複数の意味が含まれています。これらを理解すればより「今を生きる」が具体的になってくるかもしれません。

自分自身を受け入れることになる

今を生きるということは自分自身を受け入れることです。なぜなら今を生きるためには自分の今の状態を良しとする必要があるからです。どんな状態であれ今の自分を認める。その上で今の目の前のことを最大限生きる。これを続けていればきっと今の自分も更に良くなっていくはずです。ここでは未来への不安は必要ありません。

ストレスを減らし、余計なことを考えなくなる

過去こんな悲しいことがあった。しかしそれはもう変えられない。それらとどう付き合えばいいのか。未来は不安ばかり。分からないことを予測して対策を練って日々行動。でもそれが意味があるのかどうか。

こういう生き方は極度のストレスを生みます。過去も未来も大抵のことはどうしようもありません。しかしそれについて考えることは頭の中をストレス発生装置で埋め尽くすようなものです。

そこで今を生きたらどうでしょうか。余計なストレスから開放されて、悩むのは今どうするかこの一点のみ。先程の状態よりも頭の中はかなりクリアなはずです。考えてもしょうがないことから開放されるためには今を生きるが有効なのです。

より深く理解するには

わからないことはわからないものとする

忙しい生活でも、今を生きる時間を作る方法

忙しい人は未来や過去について考える機会が多いかもしれません。今のことだけを考えてられるのは暇な人間だ、そういう風に考えてしまっているのならそれはあまり良くない兆候です。

まずやることが多い状況を「忙しい」と認識してしまうのは脳が疲弊しています。これは捉え方が難しいのですが、逆にリラックスできる時間を入れることで解決することがあります。

これを読めばより理解できます

タスクが多くてもリラックスしている人、余裕のある人は自分を新鮮に保つ工夫ができています。それは些細なことで良いのですが、例えば毎日散歩する時間を取る、食事のときは食べ物に集中する、夢中で楽しめる趣味がある、等です。

今ではない時間のことを考えると人はどんどん忙しくなります。逆に1日のタスクが多くても、その都度そこに集中していればそれなりに過ごせるものです。忙しいからこそ空白の時間を作る、今だけの時間を作ることに意識を割いてみて下さい。

今を生きることが人生を充実させる

人生の充実度は社会にどれだけ貢献できたかとか、どんな価値をもたらしたか、どれだけ稼いだかで測れるものではないです。それよりも「どれだけ今を生きてきたか」そして「それをどれだけ積み重ねてきたか」だ!という結論に自分は至っています。

必死で毎日ただ生きていた、そういう日々を思い返したときに「あぁ、あの日々はただ毎日のことだけを考えていて充実していたな」と感じることはないですか?

そういう我を忘れる時間、それこそが生きることの本質であり、決して今ではない時を悩み続けることではないのではないか、近頃私はそう捉えるようにしています。

この本はぜひ読んで欲しい

しかし「じゃあ明日からは今を生きよう」としていきなり今だけを生きることに切り替えるのは難しいと思います。自分の中で納得する生き方を模索した上で、徐々にこういう生き方に変化していく。それこそが生きて体得していく行為であり、それも「生きる」に含まれているのです。

この考え方は自分の人生を充実させて幸せに導く鍵です。誰しも持ち得る鍵だからこそ、見逃されがちなものです。

そういった身近なものに目を向けて幸せを捉え直す、こういった意識があるかどうか。そこに幸せのもとが潜んでいるのです。

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久(Hisashi)

悩み解決のスペシャリスト。「生きること」に答えを探し求めて楽に生きるには、「幸せ」「働く」「お金」「生活」「メンタル」「習慣」この6つが重要だという結論に達しました。これらの知識を得てバランス良く使えば、「生きること」のだいたいの悩みは解消するのではと思っています。

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