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「どこかに大きく稼げるうまい話はないかなぁ」常に気楽にこう考えている人はちょっと危険です。

いかに世の中にうまい金の話がないのか、それについて話していきます。

うまい話は存在する時点で消費されている

もしあなたが金になるうまい事業や商売、投資対象などを見つけたとします。まずはどうしますか？誰にも言わずに淡々とそこで儲けると思います。そしてある程度儲かって、はじめのときほどに勢いがなくなってきたら次はどうしましょう？

私だったら「こんなうまい話があるよ、いくらかお金を払ってくれたら教えて上げるよ」というビジネスモデルに移行して、自分の成功体験をネタに更に間接的に稼いでいく方法にすると思います。

そう。うまい話は「こんなうまい話があるからみんなぜひやるべき！」と共有される時点ですでに消費され尽くしているのです。これは一見うまい話に見えるものに限らず、一般に普及していくものというのはすべてこの構図があります。

うまい話をする人の行動にはすべて魂胆がある

儲け話というのはすべて消費され尽くしたレッドオーシャンでなかったとしても、その話をする人の裏の意図を読まなければいけません。例えばゴールドラッシュの時代に一番儲けたのは、金を掘るために必要な道具や作業着を売った人達だという話があります。

ここでこれをすればこんなに儲けられるよ、そのためにはこれとこれが必要だから買ったほうが良い。こんな話は現代においても山程あります。FXだったり、その他の投資、勉強、プログラミング等々、IT系では枚挙にいとまがありません。

お金を増やす有効な知識の得方

それらは実際にやってみると確実に儲けるのは難しかったり、非常に努力と継続が必要だったりと簡単ではないことがほとんどです。ならば道具を売って稼いだほうがラクですよね。だからこういった人達が後を耐えないのです。

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うまい話をする人の行動にはすべて魂胆がある、これを念頭に置いておけばどう動くのが最も最適か、その都度自分で考えることができます。

人はお金で簡単に動く

私自身もそれなりにいろんな世界を見て様々なことを経験してきましたが、お金に関して確実にひとつ言えることがあります。それは人はお金を目の前にすると簡単に意思が揺るぎ、人を騙し、嘘を付くということです。これは私が社会に対して落胆しているとかそういった感情面の話ではなく、往々にして人間そのものの性質として抗いきれないものがある、という話です。

ほとんどの人は苦労をしながらお金を稼ぎ生活をしています。生涯お金に対して費やす労働力やその気苦労は相当なものだと思います。そこでもし、大なり小なり何かしら他人を犠牲にお金が手に入るとしたら？

ここでお金を手に入れる難しさと他人を犠牲にする重みを天秤にかけるのです。多くの人はこの天秤がぐらつきます。この比較さえ行わないという聖人は数少ないでしょう。

だからこの世の中にはどんどんうまい儲け話が生まれます。それらは少しの犠牲を払って自分の金稼ぎを優先させた結果とも言えます。しかし中を覗いてみると、実際にそれらで儲けられることはありません。儲けるのはそのうまい話をしている本人だけです。これが世の中の実情だと思います。

うまい話になるような未開の地を発掘する

ここで学ぶべきなのは大きく分けて２つあります。まずは金になるうまい話は転がっていないということ。そしてもうひとつは、うまい話になるような稼ぐネタは逆に誰も口にしないところにひっそりとあるということです。

ではどうしたらそのひっそりとした隠れている金脈を見つけられるか。それは「経験と読み」がすべてです。

社会に出て自分で動けば世の中の仕組みが段々と分かってきます。いろんなケースを身をもって理解すれば、それらが他の分野にも応用できることが分かります。後は自分で調べて情報を仕入れて、それをどうやって適応するか、「読み」をするわけです。

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しかしどんな敏腕経営者でもその読みはよく外れます。しかし10回トライして2回当てて、その2回を経歴に書いておけば実力があるように見えます。

ビジネスとは偶然を引き当てるものではなく、何度もチャレンジして成功するまで行った結果でしかありません。それをやるかやらないかは自分次第。何度も自分の頭で考えて「読み」をして実行する。こうやってトライし続けた人だけがうまい話になる未開の地を切り開けるのです。