【何のために働くのか】働くことの本当の意味と人生の本質

働くことの本当の意味と人生の本質

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働くに関するおすすめ本

労働とは何なのか?何のために働くのか。

私は本当に長いこと考えてきました。いろんな意見を聞きたくさんの本を読みあさりました。それらの過程で得たものや突き詰めて考えた結果として、私なりに不明確ながらも答えを出したのでまとめてみようと思います。

人が働く意義と自己探求

人が働く意義と自己探求

人が働くことの本質とは?

何のために働くのかという答えとして、ありふれた意見ならたくさん出すことができます。楽しく働くことができれば生き甲斐になるとか、人は社会貢献をしなくちゃいけないだとか、人生において労働は生きるべき理由になるからだとか、単純に資本主義において金銭を稼ぐ手段だとか。

でもこれら全てを理解しても、何だか腑に落ちない。そういう人は多いのではないかと思っています。私もそうでした。そして心のどこかで、もしかして働かなくても成り立つ生き方や社会があるのではないか、と。

働くスタイルから脱却して得たものとは?

どこかで働きたくないと思っている

労働について悩んでいるということは、働くのが嫌だと思っている。もしくは、もっと環境の良いところで生き生きと働きたいという願望があるからなのだろうと思います。

これは労働の質に対して不満がある→働きたくない→何のために働くのか、という思考の流れから来ていることが分かります。

つまり何のために働くのかについてどれだけ理解したとしても、自分自身の労働の環境や仕事内容に不満がある限りはこの思考は止められないのだと思うのです。

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しかしこれは人が何のために働くのかという命題の回答にはなりえません。少し論点をずらしたような感じです。ではあらためて何のために働くのか。

ぜひ読んで欲しい本

働くことの本質とは?歴史や哲学から見る仕事の意味

働くことの本質とは?歴史や哲学から見る仕事の意味

結論から言うと全員に共通する明確な答えは存在しないと今は思っています。もしあるとするなら狩猟採集の時代ではないから、としか言えません。

狩猟採集の時代は自分達が必要なものだけその日に手に入れれば良かった「今ここを生きる」時代です。未来への漠然とした不安もないだろうし、毎日忙しいので「〜とは?」と根本的に悩むこともなかったのではと想像します。

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しかし人は貯蓄をするようになり、計画的に生きるようになりました。どんどん生活環境やインフラ、社会環境は良くなっていきますが、人と比較せざるを得ない状態になります。

そしてすべてのことに「意味」を求めるようになります。この「意味」が人を苦しめるのです。なぜ生きているのか、なぜ働くのか。なぜ自分が存在するのか。

おすすめの本

これらについてもちろん答えを頑張って探すのも良いでしょう。しかしこれでは人類みな哲学をする必要があります。もちろん一部そんな時代もあったようです。

古代ローマではただ働くことは下劣だと見なされていたようです。なぜなら人が生きる本質について議論する時間を取らず、生きることに怠慢だからという理由です。これはちょっと現代の感覚だと面白いですね。しかし現代と古代、どちらが正しいのか、私には分かりません。

ただここから分かることは時代によって労働の価値や観念も変化するということです。そしてもしあなたがいま労働について疑問に思っていて、労働から得られることがあまりないのであればそれは必ず改善しなければいけないということです。なぜなら、労働はあくまで生きる糧であり、生きる本質であるという確かさはどこにも存在しないからです。

労働による本質的な獲得

それでは労働を改善するとして、人はどう働くのが良いのか。何をもって良い労働となるのだろうか。これに関してはいくつか明確な指針があります。

最低限の生存のための労働

生きるための労働は必要です。これは間違いないです。現代社会に生きるのであれば(もちろん社会から脱出する方法もあります)お金を稼ぐ必要があります。

より深く理解するには

誰でもできる最低限の労働のやり方

重要なポイントが「最低限の」というところ。過剰な労働による過剰な消費は本質的なところから外れます。最低限の生活の維持のための労働は疑う余地のない良い労働です。

社会的な地位の獲得による生きやすさ

最低限の労働にプラスして、労働の質を改善するために必要なのが、社会的な地位の獲得だと思います。

目指す未来を手にするための習慣化術とは?

社会の中で生きていくためには自分の立場を表明するような社会的地位を得て、それを元に自己をより生きやすくしていく工夫があると良いからです。

みなが完全に平等な社会ではありません。何を持っているか、何を得ている人なのか。それが客観的に分かるものがあると明らかに待遇は良くなっていきます。

個人の能力の成長とつながり

生きていくというのは自分の能力を社会に発揮して、その関係性であれこれ感じることです。つまり自分の能力が高ければ高いほど、人生の深みや密度は上がります。これを労働の中で得られると労働に価値はついてきます。

労働によって自分を成長させる。そして社会とのつながりによって更に自己を満たしていく。そういうことができれば働くことは意味のあることだと認識できると思います。

心理的安定と社会奉仕

人は未来に不安を持つ社会を作ってしまいました。その不安を解消するために有効なのが、労働による心理的安定と社会奉仕による自己満足だと私は思っています。私は働いて社会に属している、そして社会に対して奉仕することで存在する意味を見出している。こういったことはけっこう重要なことです。人の心を安定させるために労働がある、これはひとつの真理だと思います。

働くことに喜びを見つける

何はともあれ、働く必要のある社会において、最低限働くこと。そして働くことに付加価値をつけていって、働くことに意味があるようにすること。そして働くことに喜びを見つけること。これが「何のために」と思わなくなることへの対処です。

悩みを次のステージへ昇華させる鍵とは?解決策の発見への道

労働の目的。それはひとつ言えるなら、自分が心の奥から衝動として成したいことと社会との共通点を見つけ出し、それを欲している人へ提供する。その対価として金銭を貰う。互いに感謝し合うことで人としての尊厳や価値を高める。という一連の流れを達成すること。それが「働く」のだと思っています。

何のために働くのか、それを考えることは悪いことではないです。無限に働き方があるからこそ、自分がどうしたいのか、何を得て何を提供したいのか、そしてどう喜びたいのか。そこと向き合う時間を持って、自分が満足できる方法を探しましょう。

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久(Hisashi)

悩み解決のスペシャリスト。「生きること」に答えを探し求めて楽に生きるには、「幸せ」「働く」「お金」「生活」「メンタル」「習慣」この6つが重要だという結論に達しました。これらの知識を得てバランス良く使えば、「生きること」のだいたいの悩みは解消するのではと思っています。

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