【幸せを諦める】幸せになるためには幸せを諦める必要があります
- 幸せ
- 2023.08.01
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幸せは掴むもの、追い求めるもの。そう思って必死に幸せにならなくては!と考えている人は多いのではないでしょうか。私が初めて知ったときに衝撃を受けた考え方が、「幸せになるために幸せを諦める」というものでした。これについてちょっと解説したいと思います。
この記事の内容
人間の性質としての諦めと幸福
自分が何かにチャレンジして失敗したときにあなたは自分のせいだと思いますか?自分の能力が足りなかったんだ、自分の努力が足りなかったんだ、こう思うのも無理はないのですが、実際に物事の要因はとても複雑で自分のせいではないことが多々あります。
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失敗の原因として、環境、他者、タイミング、いろんな原因が考えられる中、人間の本来の性質が関係していることがあります。
例えば人は本来脂肪を貯めやすい性質なので、ちょっと食べただけで簡単に太ってしまいます。こういう性質があるにも関わらず、「ダイエットできなかったのは自分のせいだ」と一方的に責め続ける必要はありません。
「人間にはそういう遺伝子があるからしょうがない」とちょっと諦めてみる。すべての責任を自分で背負わないで人間本来の性質のせいにする。こうすることで少しは生きやすくなるのではないかと思っています。
逃げることと諦めることが幸せに繋がる
幸せは追い求めるもの。私も随分長くこう思って疑いませんでした。しかしとある人がふとこういう言葉を話していて私は衝撃を受けました。
「いろんなものから逃げて逃げて、逃げ続けた結果ここにたどり着いた。するとこんなにも幸福が待っていたのです。」その人は自分が最も生きやすい場所を見つけてとても幸福だと話していました。
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「逃げていい」この選択肢は当時の自分にはありませんでした。自分というものは困難で大きな目標を持ち続け、それに向けて日々努力するものだ、という考えが当たり前のものとして私の中にはありました。
そこでふと考えたのです。もしかして自分を不幸にしているのは自分なのではないか、と。幸せは頑張って掴まなければいけないと思って苦しんでいたけれど、実はそれほど重要なことではないのではないか。
私の場合はこうやって段々と考え方を柔軟にしていき、「未来の幸せを無理に追わなくても良い」、「諦めることもひとつの選択肢だ」と考えられるようになりました。
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次へ進むために幸せを諦める
もしあなたが今現在の理想や幸せを諦められないのなら、言い換えると「そこから先へ進めない」ということでもあります。もちろんそれがすべて悪いことではないのですが、未来というのは予測できないものです。もしその理想や幸せを一旦諦められたら、次の段階へ進むことができるかもしれません。
その次の段階というのは、現時点だと想像がつきにくいです。どこへ行き、何と出会い、どう感じるのか。もちろん状況が完全に良くなるとは言い切れませんが、もしかしたら今の理想や追い求めている幸せとはまた別の幸せが待っているかもしれません。
それでもあなたは今の幸福を追い求めますか?それともそれを諦めて別の在り方を模索しますか。可能性はどこにでもある、そしてその可能性を見出すにはときには諦めるという方法もある、ということを覚えておくと良いでしょう。
より深く理解するには
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自分自身を守るために諦めること
諦めるというのは自分自身をそのまま受け入れる、ということでもあります。自分とはかけ離れた理想を追い求めすぎると人は疲れてしまいます。だから自分を守る、という意味でも自分をそのまま受け入れるのはとても大切です。
ありのままの自分をまずは受け入れる。そしてその自分が無理なく実現できそうなことや等身大で求められるものを見つける。それ以外に関しては潔く諦める。すると本来の自分からかけ離れたツギハギの理想像との差に苦労することも随分少なくなると思います。
こちらも参考になります
何もない状態で幸せを感じる、究極の諦め
「諦める」というとネガティブで悲観的なイメージが先行しますが、諦めるは「明らかにする」という意味もあります。物事を明らかにすることで過剰な執着をなくす、というと分かりやすいでしょうか。
私は究極の幸せというのは、何もない状態で満足することだと思うのです。「あれがないと幸せになれない」こういう人はいつまでたっても「足りない」ものばかりを追い求めて幸せになれません。
逆に、いまあるものを大切にして、それがもしなかったとしても幸せであれる、こういう人はどんなときでも幸せでしょう。ここにはある種の潔い諦めがあります。
もっと言うと、そもそも「幸せでなければいけない」とは誰が決めたのでしょうか。誰かが作り上げた「幸せ像」に振り回されていませんか?
幸福の定義とは?人それぞれの幸せの鍵を考える
人は本来閉じていて悲しい生き物だと思っています。自分が一番大切です。それなのに他人に何かを大きく求めて幸せを感じようとするのは無理がある、とは考えられないでしょうか。
過剰に「幸せにならなくてはいけない」という強迫観念から逃れること。これも一種の「幸せの諦め」であり、より身近に幸せを感じるための方法だと私は思うのです。
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久(Hisashi)
悩み解決のスペシャリスト。「生きること」に答えを探し求めて楽に生きるには、「幸せ」「働く」「お金」「生活」「メンタル」「習慣」この6つが重要だという結論に達しました。これらの知識を得てバランス良く使えば、「生きること」のだいたいの悩みは解消するのではと思っています。